活動的な毎日を求めている方へ!【自由時間の誤解】

何もすることがない ライフ

忙しく活動する人々がいる一方で、何をして良いか分からず手持ち無沙汰な日々を過ごす人もいます。

何か活動を始めようかと思うこともあるでしょう。自分を無価値だと感じてしまうときもあるかもしれません。「時間は貴重な資源」という言葉が頭をよぎることで、時間を無駄にしていると感じることもあるでしょう。

ですが、実際には自由時間があるからこそ、何が真に重要か見極めたり、新しいアイデアが浮かぶこともあります。

ここでは、効率至上主義のデメリットと、余暇がもたらす喜びや創造性に焦点を当てます。効率的に生きることに挑戦する人へのアドバイスが記された注目の書籍も紹介します。何もすることがないと感じている方への参考になれば幸いです。

「自由時間は貴重」と感じていますか?効率主義の落とし穴と、余暇のもたらす喜びと創造性

コスパは過去の概念であり、現代では時間の使用効率であるタイパが重視されます。何事も迅速に処理することが求められる時代です。

※コスパとはコストパフォーマンスの略で、支出した費用とその結果として得られた性能を比較する指標です。コストが低くてパフォーマンスが高い場合、コスパが良いと評価されます。
対照的に、タイパはタイムパフォーマンスを表し、この場合は使用した時間と得られた満足度を評価します。「タイパが良い」とは短時間で大きな満足を得たことを意味し、逆に「タイパが悪い」とは投入した時間に見合うだけの満足が得られなかった場合を指します。

例えば、家事をする主婦がお弁当を作る場面を考えてみましょう。かつてはコストを抑えつつ美味しく作ることが常でしたが、今では時間を節約するために冷凍食品やレトルトを活用することが増えています。これにより、コストは上がるものの、手軽に美味しいお弁当が作れるようになっています。

一方で、家事の合間にアルバイトをする主婦も増え、効率を追求する社会の影響を受けています。

効率を優先する生活にはメリットもありますが、料理のスキル向上の機会が減少したり、新しい料理に挑戦するチャンスが失われたりするデメリットもあります。

効率を重視するあまり、挑戦を避けることが時の無駄だと思われがちですが、たまにはゆっくりと時間を使うことで、新しい発見があるかもしれません。

たとえば、普段の料理をする際にも、時間をかけてみることで新しい体験をすることができるでしょう。そして、その料理を家族と共に楽しむことで、多忙な日々の中で忘れていた幸せを再発見できるかもしれません。

効率の追求が全てではない―『今日、誰のために生きる?』からの警鐘

「効率を追求するならば、生まれたその瞬間に終わらせた方がいい」
この衝撃的な言葉に、心が動じた人も少なくないでしょう。
これはひすいこたろうさんとSHOGENさんの共著『今日、誰のために生きる?』という書籍の帯に記されていたメッセージです。

このような挑発的な言葉が、思わず納得させられるように感じるかもしれませんが、実際は違います。人生には苦労や挑戦が伴いますが、それによって得られる深い喜びや充実感は計り知れない価値があります。

この書籍では、「効率を極めれば生まれてすぐ死ぬべき」という言葉を皮切りに、人生の無駄とされる時間の大切さを掘り下げています。そして、自分自身のために生きることの重要性を説いています。この本は、現代の日本人にぜひ読んでほしい一冊です。

まとめ

過去には、定職に就かないフリーターやニートといった言葉で、家にいる人々が軽蔑される傾向にありました。現在では、時間効率を重視する風潮が主流となり、余暇を悪と見ることが多いです。

しかし、効率だけを追求する生活は、本当に幸せをもたらしているでしょうか?実は、暇とされる時間がもたらす静けさや創造性の瞬間は、人生において非常に重要です。

苦しい瞬間もありますが、「結局は死ぬだけ」という悲観的な視点を次世代に伝えてはなりません。むしろ、生きる意味や喜びを共有し、伝え続けることが私たちの使命です。

 

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