モバイルバッテリー160Whってどのくらい?飛行機持ち込みOK容量と使える時間を徹底解説

モバイルバッテリーは手荷物で ライフ

「モバイルバッテリー160Whって、結局どのくらい使えるの?」
「飛行機に持ち込んでも大丈夫なの?」
そんな疑問を持つ人は多いのではないでしょうか。

最近では、防災や旅行、キャンプなどの目的で大容量モバイルバッテリーを持つ人が増えています。
中でも“160Wh”という表記をよく見かけますが、この数字がどんな意味を持つのか、意外とピンと来ないですよね。

実は160Whとは、モバイルバッテリーの中でも飛行機に持ち込める上限ギリギリの容量を指します。
この記事では、

  • 160Whがどのくらいの電力量なのか

  • スマホやノートPCを何回充電できるのか

  • 飛行機に持ち込める条件や注意点
    までを、初心者にもわかりやすく解説します。

数値だけでなく、感覚的に理解できる具体例も紹介するので、購入や旅行前のチェックにも役立ちます。


  1. モバイルバッテリー160Whとは?どのくらいの容量?
    1. Wh(ワット時)とmAh(ミリアンペア時)の関係
    2. 43,000mAhってどのくらい?感覚で比較してみよう
    3. 実際のサイズと重量の目安
    4. ポイントまとめ
  2. 160Whは飛行機に持ち込める?航空会社ごとの制限を確認
    1. 国土交通省とIATA(国際航空運送協会)のルール
    2. 主要航空会社のルール比較(国内線・国際線)
    3. なぜ預け入れ(受託手荷物)はNGなの?
    4. 安全に持ち運ぶためのポイント
    5. 💡ポイントまとめ
  3. 160Whモバイルバッテリーの使用時間と実用性
    1. スマホ・ノートPC・ゲーム機での使用時間目安
    2. 実際に使うときの注意点
    3. 出力ポートと対応機器を確認しよう
    4. 160Whモデルの実用シーン
    5. 💡ポイントまとめ
  4. 160Whクラスのおすすめモバイルバッテリー例(参考)
    1. ① Anker PowerHouse 100(約97Wh)
    2. ② EcoFlow RIVER mini(約126Wh)
    3. ③ ALLPOWERS S200(約154Wh)
    4. ④ PowerArQ mini 2(約154Wh)
    5. 💡選び方のポイントまとめ
  5. よくある質問(FAQ)
    1. Q1. 160WhをmAhに換算すると、どのくらいになりますか?
    2. Q2. 160Whを超えるモバイルバッテリーは飛行機に持ち込めますか?
    3. Q3. モバイルバッテリーはスーツケースに入れてもいいですか?
    4. Q4. 160Whクラスのモバイルバッテリーはどんな場面で使えますか?
    5. 💬ポイント
  6. まとめ|160Wh=超大容量、でも飛行機ではギリギリライン!
    1. ✅ この記事の要点まとめ
    2. 💡賢い使い分けのコツ
    3. ✈️ 最後に

モバイルバッテリー160Whとは?どのくらいの容量?

まず、モバイルバッテリーの容量を示す単位には「mAh」と「Wh」があります。
普段見慣れている「10,000mAh」「20,000mAh」などはバッテリーの“電流の量”を表す単位。
一方、「Wh(ワット時)」は実際に蓄えられるエネルギーの総量を示す単位です。


Wh(ワット時)とmAh(ミリアンペア時)の関係

この2つの単位は、次の式で換算できます:

Wh =(mAh × V)÷ 1000

ここで「V(ボルト)」はバッテリーの電圧を示します。
一般的なリチウムイオン電池は 3.7V が標準電圧のため、これを代入すると:

160Wh × 1000 ÷ 3.7 ≒ 約43,000mAh

つまり、160Wh ≒ 約43,000mAhの超大容量ということになります。


43,000mAhってどのくらい?感覚で比較してみよう

43,000mAhと聞いても、なかなか実感が湧かないですよね。
そこで、よく使う機器ごとの充電回数の目安を表にまとめてみました。

機器 容量の目安 充電回数(おおよそ)
スマートフォン(3,000mAh) 約14回分
タブレット(7,000mAh) 約6回分
ノートPC(50Wh相当) 約3回分
ゲーム機(Switchなど) 約7〜8時間連続稼働

このように、160Whクラスのバッテリーは日常用モバイルバッテリーの約2〜3倍のパワーを持っています。
アウトドアや災害時など、電源が取れない状況でも安心して使えるレベルです。


実際のサイズと重量の目安

大容量になるほど、本体サイズも大きくなります。
160Whクラスでは、以下のようなスペックが一般的です:

  • 重量:1.5〜2.0kg前後

  • サイズ:小型トーストほど(約20×10cm)

  • 出力ポート:USB-A/USB-C/DC出力など複数搭載

つまり、「持ち歩けるけど手のひらサイズではない」という中型モデルになります。
普段の外出には向かなくても、旅行・車中泊・防災用としては非常に頼もしい存在です。


ポイントまとめ

  • 160Whは約43,000mAhに相当する

  • スマホ14回・ノートPC3回ほどの充電が可能

  • サイズ・重量はやや大きいが、非常用電源として最適

160Whは飛行機に持ち込める?航空会社ごとの制限を確認

モバイルバッテリーを旅行に持っていくとき、気になるのが「飛行機に持ち込めるのか?」という点ですよね。
結論から言うと、160Whまでのモバイルバッテリーなら機内持ち込みが可能です。
ただし、「100Whを超えるもの」は一部の制限があるため、注意が必要です。


国土交通省とIATA(国際航空運送協会)のルール

飛行機にバッテリーを持ち込む際の基準は、
日本では国土交通省、世界的にはIATA(国際航空運送協会)が定めています。

そのルールを簡単にまとめると次のようになります:

バッテリー容量 機内持ち込み 預け荷物(受託手荷物)
100Wh以下 制限なしでOK 不可
100Wh〜160Wh 2個まで持ち込み可(航空会社の承認が必要) 不可
160Wh超 持込・預けとも不可 不可

つまり、160Whは飛行機に持ち込める上限ギリギリの容量です。
この範囲内であれば、事前に申請すれば問題なく機内に持ち込めます。


主要航空会社のルール比較(国内線・国際線)

航空会社によって細かなルールが異なるため、事前確認が大切です。
主要な日本の航空会社を中心に、持ち込み制限を比較してみましょう。

航空会社 100Wh以下 100〜160Wh 160Wh超
ANA(全日空) 制限なし 2個まで可(要申告) 不可
JAL(日本航空) 制限なし 2個まで可(要申告) 不可
Peach・JetstarなどLCC系 制限なし 要事前確認・原則2個まで 不可
海外(IATA準拠) 制限なし 2個まで可(要承認) 不可

👉 どの航空会社も基本ルールは同じですが、LCC(格安航空)では事前連絡が求められることがあります。
公式サイトで「危険物の持ち込み」ページを確認しておくと安心です。


なぜ預け入れ(受託手荷物)はNGなの?

モバイルバッテリーに使われているリチウムイオン電池は、
衝撃や高温状態で発熱・発火するおそれがあります。

そのため、

  • 預け入れ荷物(スーツケース)には入れられない

  • 必ず手荷物として持ち込む

ことが義務づけられています。

さらに安全のため、以下のような注意も必要です👇


安全に持ち運ぶためのポイント

  • 端子(差込口)はテープなどで絶縁しておく

  • バッテリー本体は専用ポーチやケースに収納する

  • 充電しながら鞄に入れない・他の金属と接触させない

  • 機内では使用や充電を控えるよう求められる場合もある

もし出発前に容量を確認したい場合は、
本体やパッケージに記載された「Wh(ワット時)」をチェックしましょう。
書かれていない場合は、次の式で自分でも確認できます:

Wh =(mAh × V)÷1000

例:43,000mAh × 3.7V ÷1000 ≒ 160Wh


💡ポイントまとめ

  • 160Wh以下なら持ち込みOK、160Wh超はNG

  • 100Whを超えると要申告(最大2個まで)

  • 預け入れはすべて不可。必ず手荷物で

  • 安全対策(絶縁・収納)を忘れずに

160Whモバイルバッテリーの使用時間と実用性

ここまでで「160Whは飛行機持ち込みギリギリの大容量」ということがわかりました。
では実際、160Whのモバイルバッテリーはどのくらいの時間使えるのか?
スマホ・ノートPC・ゲーム機など、機器ごとに目安を見ていきましょう。


スマホ・ノートPC・ゲーム機での使用時間目安

160Wh(=約43,000mAh)のバッテリーは、日常で使うモバイル機器をかなり長く動かせます。
以下は、一般的な消費電力をもとにしたおおよその稼働目安です👇

機器 1回あたりの消費電力 160Whで使える目安
スマホ(約3,000mAh) 約11Wh 約14回充電可能
タブレット(約7,000mAh) 約26Wh 約6回充電可能
ノートPC(50Whクラス) 約50Wh 約3回充電可能
Switchなど携帯ゲーム機 約18Wh/時間 約7〜8時間稼働延長
デジカメ/アクションカメラ 約10Wh 10回以上充電可能

このように、160Whクラスのモバイルバッテリーは
「一度充電すれば数日間は安心して使える」レベルの容量を持っています。

旅行先やキャンプ、防災時の非常電源としても非常に頼もしい存在です。


実際に使うときの注意点

ただし、理論値どおりの回数をそのまま使えるわけではありません。
使用環境やケーブル、出力形式によって充電効率が変わるためです。

  • 変換ロス:約10〜20%(USB変換時にエネルギーが失われる)

  • 同時充電時の出力制限(複数ポート使用で電力が分散)

  • 気温・バッテリー劣化の影響

これらを考慮すると、実際の稼働時間は理論値の約8〜9割程度が目安です。
それでも通常のモバイルバッテリーと比べれば、圧倒的な余裕があります。


出力ポートと対応機器を確認しよう

160Whクラスのバッテリーは、「どんな機器に給電できるか」も重要なポイントです。

  • USB-Aポート:スマホやタブレット向け(5V)

  • USB-C PD(Power Delivery):ノートPCやゲーム機に対応(最大60〜100W)

  • DC出力ポート:ルーター・モニター・LEDライトなどにも対応

特にUSB-C PD対応モデルなら、MacBookやSurfaceなどのノートPCを問題なく充電できます。
一方、古いモデルや出力が低いタイプだと、PCが充電できないこともあるため注意が必要です。


160Whモデルの実用シーン

  • 🚗 車中泊・キャンプ:照明・スマホ・ポータブル冷蔵庫などを同時に稼働

  • 🏕 アウトドア・撮影:ドローン・カメラバッテリーを現地で充電

  • 🧳 旅行・出張:長時間移動でもPC・スマホの電源を確保

  • 防災備蓄:停電時の照明・通信確保に有効(災害対策グッズとして人気)

これらの用途では、160Whクラス=「持ち運べるポータブル電源の上限ライン」として理想的です。


💡ポイントまとめ

  • 160Whはスマホ約14回、ノートPC約3回充電できる

  • 実使用では効率を考慮して理論値の8〜9割が目安

  • 出力形式(USB-A/USB-C/DC)を確認すれば幅広く活用可能

  • 旅行・防災・キャンプなど“電源が取れないシーン”で真価を発揮

160Whクラスのおすすめモバイルバッテリー例(参考)

ここまで読んで、「実際にどんなバッテリーが160Whにあたるの?」と気になった方も多いでしょう。
この章では、飛行機に持ち込み可能な上限ギリギリの大容量モデルを中心に、人気のモバイルバッテリーを紹介します。

※以下は執筆時点で一般的に流通している代表的モデルであり、購入時は必ず最新の容量・仕様を確認してください。


① Anker PowerHouse 100(約97Wh)

モバイルバッテリー界の定番ブランド Anker(アンカー) のコンパクトモデル。
160Wh未満ながら、飛行機にそのまま持ち込める安全設計が魅力です。

  • 容量:97Wh(27,000mAh相当)

  • 出力:最大100W(USB-C PD対応)

  • 重量:約862g

  • 特徴:ノートPC充電対応・LEDライト付き・機内持込OK

旅行や出張用として最もバランスが良く、「160Whはちょっと大きいかも」と感じる人にもおすすめです。


② EcoFlow RIVER mini(約126Wh)

「ポータブル電源」カテゴリーの人気ブランド EcoFlow(エコフロー) の小型版。
家庭用電源ACコンセントを直接使えるため、小型家電や撮影機材も動かせる万能タイプです。

  • 容量:126Wh

  • 出力:最大300W(AC出力あり)

  • 重量:約2.8kg

  • 特徴:USB・AC・DC出力対応、デザイン性も高い

防災やアウトドア用の「ミニ発電機」として、160Wh未満の中でも実用性トップクラス。
飛行機には持ち込めますが、重さ的にキャンプ・車中泊向けです。


③ ALLPOWERS S200(約154Wh)

海外メーカーながらコスパの高さで注目されているのが ALLPOWERS S200
容量は160Whに近く、ノートPCや小型家電まで対応できるギリギリラインのモデルです。

  • 容量:154Wh(41,600mAh)

  • 出力:USB-C PD100W、AC出力、DC出力対応

  • 重量:約1.5kg

  • 特徴:LEDライト・ワイヤレス充電搭載

性能のバランスが非常に良く、「軽いポータブル電源」としての用途にぴったりです。
特にMacBookユーザーや出張の多い人に人気のモデルです。


④ PowerArQ mini 2(約154Wh)

デザイン性の高さで人気の国産ブランド PowerArQ(パワーアーク)
丸みのある筐体とアウトドア映えするカラーバリエーションが魅力で、
キャンプギアの一部として映えるバッテリーです。

  • 容量:約154Wh

  • 出力:USB-A、USB-C、AC出力対応

  • 重量:約1.6kg

  • 特徴:防災認定・PSE適合・見た目もおしゃれ

見た目にこだわりたい人や、“飾って使える”防災グッズを探している人におすすめです。


💡選び方のポイントまとめ

比較項目 Anker PowerHouse 100 EcoFlow RIVER mini ALLPOWERS S200 PowerArQ mini 2
容量 約97Wh 約126Wh 約154Wh 約154Wh
飛行機持込 ◎(余裕あり) ◎(要確認) ◎(ギリギリ可) ◎(要申告)
重量 軽い(0.8kg) やや重い(2.8kg) 中程度(1.5kg) 中程度(1.6kg)
特徴 携帯性◎ AC出力あり 高出力&多機能 デザイン重視

👉 持ち歩き重視ならAnker、電力重視ならALLPOWERSやEcoFlow がベスト。
自分の用途(旅行・防災・屋外作業など)に合わせて選ぶのがポイントです。

よくある質問(FAQ)

Q1. 160WhをmAhに換算すると、どのくらいになりますか?

A. 一般的なリチウムイオン電池の電圧3.7Vをもとに計算すると、
160Wh × 1000 ÷ 3.7 ≒ 約43,000mAh になります。
つまり、10,000mAhクラスのモバイルバッテリーの約4倍以上の容量です。


Q2. 160Whを超えるモバイルバッテリーは飛行機に持ち込めますか?

A. 持ち込み・預け入れともに不可です。
国土交通省およびIATAの規定で、160Whを超えるバッテリーは
安全上の理由から飛行機に持ち込めない決まりになっています。
旅行用には、160Wh以下(要申告)または100Wh未満(制限なし)のモデルを選びましょう。


Q3. モバイルバッテリーはスーツケースに入れてもいいですか?

A. いいえ、NGです。
リチウムイオン電池は衝撃や高温により発火のリスクがあるため、
預け荷物(受託手荷物)には入れられません。
必ず手荷物として機内に持ち込み、端子をテープなどで保護しておくのが安全です。


Q4. 160Whクラスのモバイルバッテリーはどんな場面で使えますか?

A. アウトドア・防災・車中泊・出張など、長時間電源が確保できない場面に最適です。
スマホやPCだけでなく、カメラ・Wi-Fiルーター・LEDライトなど複数機器を同時に充電できるモデルもあります。
特に、防災用の備えとして家庭に1台あると安心です。


💬ポイント

このFAQは「検索の下層キーワード」(=読者が追加で知りたい具体点)を拾う構成です。
例えば「160Wh mAh 換算」「モバイルバッテリー 飛行機 160Wh」「モバイルバッテリー スーツケース」「160Wh 使い道」などを自然にカバーできます。

まとめ|160Wh=超大容量、でも飛行機ではギリギリライン!

モバイルバッテリーの「160Wh」は、数値だけを見ると分かりづらいですが、
実際には スマホ約14回分・ノートPC約3回分 を充電できるほどの大容量です。
普段使いの10,000mAhクラスとは比べものにならないほどのパワーを持っています。


✅ この記事の要点まとめ

項目 内容
160Whはどのくらい? 約43,000mAhに相当(スマホ約14回分)
飛行機に持ち込める? 100〜160Whは2個まで持込可(要申告)
預け入れはできる? 不可。必ず手荷物で持ち込み
使用時間の目安 ノートPC約3回、ゲーム機約8時間延長
おすすめ用途 防災、キャンプ、長距離移動など

160Whクラスはまさに「持ち運べるポータブル電源の限界点」。
飛行機にもギリギリ持ち込める容量のため、旅行や出張、防災用として最適です。

ただし、大容量=重量も増えるため、
普段使いには20,000mAh前後の小型モデルとの併用が便利です。


💡賢い使い分けのコツ

  • 160Whクラス:車中泊・防災・撮影など「長時間電源が取れない環境」で活躍

  • 20,000mAh以下:通勤・外出・日常の充電用として最適

シーンに合わせてバッテリーを使い分けることで、
「重すぎず・困らない」理想の電源環境を作れます。


✈️ 最後に

160Whという数字は、単なる容量の目安ではなく、
「飛行機で安全に持ち運べる最大のパワー」を意味します。

この基準を理解しておくことで、
購入時にも「どんなバッテリーが自分に合うか」が判断しやすくなります。

防災にも旅行にも頼れる160Whクラス。
一台あれば、あなたの“もしも”の時を支えてくれることでしょう。

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